東京都生まれ。3歳よりピアノを始める。武蔵野音楽大学器楽科ヴィルトゥオーゾ学科を経て2008年に渡欧。オーストリア国立ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学音楽教育学科並びにドイツ国立リューベック音楽大学演奏学科を首席で卒業し、2018年にドイツ国立リューベック音楽大学大学院を修了。福井直秋記念奨学生、ポセール財団奨学生、ならびにユーディ・メニューイン財団「Live Music Now」奨学生。
これまでにピアノを故エレーナ・アシュケナージ、アントワネッテ・ツァープナー、コーデリア・へーファー、コンスタンツェ・アイックホルスト各氏に、室内楽をインゲ=スザン・リュムヒルト、トゥルス・スヴァーネ、ハイメ・ミュラー各氏に師事。参加した国際音楽講習会では、ロバート・レヴィン、アンドラーシュ・シフ、リーリャ・ジルバーシュタイン、ドミトリ・バシュキロフ、ジャック・ルヴィエ、アンドレ・ヤシンスキ、マティアス・キルシュネライト、グリゴリ・グルツマン各氏から薫陶を受ける。
2007年第19回 レ・スプレンデル音楽コンクールピアノ部門第2位(1位無し)、同年第1回 エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクール 大学・一般部門第2位、2017年第7回ルチアーノ·ルチアーニ国際ピアノコンクール(イタリア·コゼンツァ)第3位、2018年第1回フランス·アメリカ国際ピアノコンクール(フランス·パリ)第4位、同年グランプリ国際音楽コンクール(オーストリア·ウィーン)ピアノ部門第1位、同年第37回ダリア·スタインベルク国際ピアノコンクール(スペイン·マドリッド)第2位等を受賞する。
2010年にモーツァルテウム大学からリリースされたCDプロジェクト「Cordelias Tastentiger」に参加し好評を博す。2015年には北ドイツラジオ放送にライブ出演し、2016年に行われた第25回ブラームス音楽祭(ドイツ)では記念オープニング・ガラ・コンサートに出演した際にはその様子がライブストリーミング配信された。メニューイン財団やリューベック音楽大学がハンブルクを始めとする北ドイツ各地で企画、主催する数々の演奏会に出演し、その様子は地元紙Lübecker Nachrichten にも掲載され「成功を超えたこの素晴らしい演奏会で、観客を夢の世界に連れて行った」と好評を博した。
2016年シュレースヴィヒ=ホルシュタイン国際音楽祭(ドイツ)に出演、また同年出演したメクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭(ドイツ)では北ドイツフィルハーモニー・ロストック交響楽団と共演する。
現在は東京を中心にアウトリーチ活動を含めた演奏活動、後進の指導、マスタークラス通訳、翻訳など多岐にわたる活動を行っている。